『夫が私を忘れる日まで』最終回までネタバレ！結末がどうなるのかご紹介！

本記事では、こんな方におすすめの内容となっています。

「夫が私を忘れる日まで」は、夫の物忘れがひどくなり、念のために病院に行ったら、若年性認知症と診断されたことから始まる物語です。

「立ち行かないわたしたち」のシリーズの、セミフィクション作品です。

今回そんな「夫が私を忘れる日まで」の最終回までのネタバレと結末をお伝えしていきます♪

 

『夫が私を忘れる日まで』作品情報

作品名	夫が私を忘れる日まで
作家	吉田いらこ
出版社	KADOKAWA
レーベル	コミックエッセイ

 

夫が私を忘れる日まで あらすじ

綾は夫と結婚し、息子の陽翔も生まれて幸せな日々を送っていました。

陽翔も小学5年生。

楽しく毎日を送っていたある日、夫の翔太の物忘れがひどいことに気が付きます。

本人もそれに気づいているようですが、よくあるちょっとした物忘れだと思っていたのでした。

ですがそんな中で、翔太と陽翔が映画に行ったとき、翔太が陽翔を置いて帰ってきてしまうということが起こりました。

さすがにおかしいと思ったため、翔太と一緒に病院に行くことにした綾。

そこで医者から、とんでもなく衝撃的な事実を突きつけられることになってしまうのです。

 

『夫が私を忘れる日まで』最終回までネタバレ！

翔太の物忘れから、家族はどうなっていくのでしょうか。

ここからは、「夫が私を忘れる日まで」のネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

夫が私を忘れる日までネタバレ1話

綾は息子の陽翔と、夫の翔太と幸せに暮らしていました。

最近気になるのは翔太の物忘れです。

ですが日常の中によくある程度のものだと思っていました。

自分が淹れたコーヒーをキッチンに忘れてしまう。

そのようなよくある物忘れだったのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ2話

いつもの朝、翔太から日曜日動物園に行く出発時間について話がありました。

でもこの話はすでに前にした話。

綾は10時になったよと少し呆れて話しました。

 

うちの子、誰の子ネタバレ3話

土曜日、翔太が急に、仕事が入ったため動物園に行けなくなったと言い出します。

綾が翔太に話を聞くと、動物園の予定があることを忘れて仕事の予定を入れてしまったのだと言うのです。

翔太は自分の違和感に落ち込んでいました。

綾は忙しくて疲れが溜まっているんだと励まします。

そして気になるなら病院に言ってみるかと提案しますが、それは大丈夫と言われてしまうのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ4話

綾は同僚に、翔太の物忘れのことを話しました。

すると大したことない、気にしすぎだと言われます。

綾はそれを聞いて、少し安心したのでした。

その夜、翔太は次の休みに陽翔と2人で映画に行ってくるから綾はゆっくりしていて、と提案してくれました。

綾はお言葉に甘え、当日友達と会うことにしたのです。

 

うちの子、誰の子ネタバレ5話

友達とカフェで談笑する綾。

途中で映画館のスタッフから電話がかかってきました。

翔太が陽翔を置いて、1人で帰ってきてしまったというのです。

翔太は本当に忘れてしまったのだと言いました。

さすがに異常だと感じだ翔太は、病院に行くことにしたのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ6話

さっそく綾と翔太は病院に行くことにします。

綾にも聞き取りが入りました。

綾は最近起きたことを説明しました。

そして検査結果。

とんでもない衝撃の事実でした。

医者に若年性認知症だと言われてしまったのです。

その事実に、綾は頭がついていきません。

 

うちの子、誰の子ネタバレ7話

医者から、アルツハイマー型の認知症だと説明がありました。

最初は物忘れから始まり、最終的には言葉がうまく出なくなるのだと言われます。

家族の顔までわからなくなるのだと。

治すのは難しく、進行を遅らせることしかできないと言われてしまいました。

自分のことまで忘れてしまうのかと絶望を感じつつ、翔太を支えようと翔太の手を握る綾。

そして原因がわかって少しだけ安堵しているところもあるのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ8話

陽翔を義実家に預けていたため、迎えにいき、そのまま焼肉へと行きました。

明らかに落ち込む翔太に対し、綾は強い励ましの言葉をかけます。

ですが翔太はどうやっても前向きになることができないようなのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ9話

若年性認知症という診断を受けてから1年。

翔太は会社で部署異動をしつつ、サポートも受けつつ働いていました。

義実家には診断が出てから数日後に話をしており、サポートをしてくれていました。

この1年で、少しずつ変化は訪れているようなのです。

翔太は突然、仕事を辞めたいと話しました。

 

うちの子、誰の子ネタバレ10話

翔太は仕事を辞め、支援施設に通いたいと話しました。

綾はお金のことが心配で、承諾することができません。

ですが翔太は、現在の仕事がまともにできないことに悩んでいるようなのです。

ミスをしても周りが優しいため、それが余計に辛いようなのです。

それを聞いた綾は少し考える時間をもらうことにしました。

 

うちの子、誰の子ネタバレ11話

2ヶ月後のとある朝、いつものように翔太は仕事に行ったはずでした。

翔太の会社の人から綾にまだ出社していないと連絡があったのです。

会社に行こうとしたのですが、降りる駅がわからなくなってしまったのです。

翔太は自分が情けない、と限界を迎えている様子でした。

綾は覚悟を決め、これからのことを考えようと思うのです。

 

うちの子、誰の子ネタバレ12話

綾は今の会社でフルタイムで働こうと考えました。

ですが綾が働いている間翔太を放っておくことができないため、翔太の両親を頼ろうと相談することにします。

義両親はそれを快諾。

翔太の様子を見てもらうことにしたのでした。

翔太は前向きに頑張ろうとしていました。

そして1ヶ月後、翔太は仕事を退職したのです。

 

うちの子、誰の子ネタバレ13話

綾はフルタイムで仕事をするようになっていました。

また翔太はというと、若年性認知症に特化した支援施設に通い始めていました。

翔太はできるだけのことがやりたいと、家事を手伝ってくれるのです。

綾としては不安はあるのですが、前向きな翔太を見て承諾していました。

 

うちの子、誰の子ネタバレ14話

ある日、買い物をした後会計を忘れてしまったということが起きてしまいました。

今後は義母が必ず付き添うことにする、と言ってくれました。

そのことを翔太にも伝えることにします。

翔太は自分がそんなこともできないのかと、落ち込んでしまうのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ15話

陽翔の学校では、翔太がお金を払わずにお店を出てしまったことが子供たちの中でも噂になってしまっていました。

ドロボーと言われてしまったのです。

綾が仕事中、学校から連絡が入りました。

陽翔は翔太のことを悪く言われ、相手のことを叩いてしまったようなのです。

やってしまったことは悪いと、相手に謝りに行った2人。

陽翔は翔太の異変に気がつき、違和感を感じてしまっているのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ16話

綾は翔太に、陽翔のことを話しました。

すると翔太は自分のせいだ、自分がいなければと責めてしまいます。

さらに、声を荒げてしまったのです。

綾はそんな翔太を初めて見たので、驚きを隠せません。

翔太自身も、自分がなぜ大きな声で怒鳴ったのかわからないのです。

 

うちの子、誰の子ネタバレ17話

陽翔は翔太が大声で怒鳴り、怒っていたのを自分のせいだと思ってしまっていました。

それをきっかけに、綾は陽翔に翔太の病気のことを話すことにしました。

綾はつい、陽翔には病気はよくなると言ってしまいます。

そのことにも綾は悩んでしまうのでした。

翔太が病気によって変わっていくのが怖いのです。

 

うちの子、誰の子ネタバレ18話

翌朝、綾は翔太に昨日の夜のことを謝りました。

ですが翔太は大声を出したことすらも覚えていないのです。

それを目の当たりにして綾は、こうして忘れていくのかと悲しくなってしまいます。

自分のことも、一緒にいたことも、すべて忘れてしまうのかと思うと涙が出てきてしまうのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ19話

それから2年が経ちました。

陽翔が翔太の落ちていた財布を拾って渡すと、翔太は盗っただろうと怒鳴ってしまうのです。

翔太は些細なことで、怒って声を荒げるようになっていました。

そしてすぐそのことも忘れてしまうのです。

明らかに病気は進行していました。

仕事も続かないのです。

それによって、ほぼ引きこもるようになってしまっていました。

ですが突然1人で外に出ようとするので、内側に鍵を取り付けるといったこともしていたのです。

 

うちの子、誰の子ネタバレ20話

綾はしょっちゅう、翔太のことで会社を早退するようになっていました。

ご飯を食べたことすらも忘れてしまうようになり、もう食べたと指摘しても嘘だと言われてしまうのです。

綾は翔太が知らない人のようで、生きていても死んでしまったように感じているのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ21話

綾は会社の人には、家族の介護とだけ伝えていて、その相手が夫だとは言っていませんでした。

ですが、突然鈴木という女性の同僚が綾に声をかけてきたのです。

自分も祖母の介護をしていたのだと話してくれました。

綾は翔太のことを介護していると、病気のことを話しました。

話をしながら、涙を流してしまいます。

鈴木はただ黙って話を聞いてくれたのでした。

そして、鈴木自身の介護経験について話し始めます。

 

うちの子、誰の子ネタバレ22話

鈴木は祖母の介護を高校生の頃からしていました。

ですが高校を卒業して2年後ぐらいに、疲れてしまったのです。

そんな経験から、自分の人生も大事にしないと、と言ってくれたのでした。

綾がこの生活から逃げ出したいと思う心も、わかってくれたのです。

 

うちの子、誰の子ネタバレ23話

鈴木話したことで、自分の人生も考えるようになった綾。

なぜ自分が毎日必死で頑張っているのかわからなくなっていました。

そんな中陽翔が帰ってきて、テストの結果が悪かったと話してきました。

翔太のことでまともに勉強ができなく、不安になってしまっているようなのです。

陽翔は言いすぎたと謝りますが、綾は陽翔を犠牲にはできないと思いました。

 

うちの子、誰の子ネタバレ24話

綾は、翔太に陽翔のことを相談しました。

そして、一旦陽翔の受験が終わるまで、離れて暮らそうと提案したのです。

翔太もそれを承諾。

それを義両親にも伝え、翔太をお願いすることにしたのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ25話

翔太と離れて暮らすようになり、綾は友達とランチをして笑い合う余裕も生まれていました。

自由な時間も生まれていて、それが新鮮に思えていたのです。

綾はどこかで翔太がいなくなってよかったと感じているように感じ、罪悪感を感じてしまいます。

 

うちの子、誰の子ネタバレ26話

別居中でも、月に一度は翔太の実家に集まるようにしていました。

その中で、翔太が急にいなくなってしまったのです。

どうやら外に出てしまったようで、みんなで探すことにしました。

綾はつい、このまま見つからなかったら自由になれると考えてしまいます。

 

うちの子、誰の子ネタバレ27話

翔太はバス停にいました。

花を買ってきたら帰り道がわからなくなってしまったと言います。

綾と付き合った記念日の花だったのでした。

綾はそのことを忘れていたのです。

病気になる前にも買ってきていた花。

綾はどうして自分が、翔太がいなくなったら自由になれるだなんて思ったのだろうと涙を流しました。

綾は何が大事なのかわかったのです。

 

うちの子、誰の子ネタバレ28話

ある日、綾は翔太に頼まれた本を探していました。

すると、翔太が書いていた日記を見つけたのです。

見てみると、病気になってからの不安や苦悩が綴られていました。

病気に苦しむ中でも、綾と陽翔のことは忘れないと書かれてあり、自分がしていたことが翔太を追い込んでいたと気づくのでした。

 

うちの子、誰の子ネタバレ29話

綾は会社で、鈴木に翔太のことを話していました。

これからは自分が変わって、翔太と陽翔のために生きていくことが幸せなのだと。

鈴木には介護が辛くなってしまった過去がありました。

綾はその時間は無駄にはならない、と声をかけるのです。

 

うちの子、誰の子ネタバレ30話(最終回)

陽翔の受験が終わり、また3人は一緒に暮らしはじめました。

陽翔は翔太にコーヒーの淹れ方を聞き、みんなでコーヒーを飲むことにします。

すると懐かしい味がするのです。

綾はいつまで翔太が自分たちのことを覚えていられるのか、そう考えると今のひとときが本当に大事に思えているのでした。

これから翔太は忘れることが増えていくとしても、話をして思い出していけばいいのだと思うのです。

 

『夫が私を忘れる日まで』結末どうなる？

「夫が私を忘れる日まで」の結末は、家族が翔太の病気を受け入れ、家族や綾のことを忘れてしまうまで今を大事に生きていこうという内容でした。

結末について、大事なポイントはこちらの3つです。

• 離れて過ごした時間
• 陽翔と翔太の関係性
• 綾の思い

一つずつ、解説していきます。

 

離れて過ごした時間

翔太と離れて過ごした時間が、結果的に家族にとっていい時間になったのでした。

綾は、最初はいない方が楽、自由になれると感じてしまっていました。

ですが、ちゃんと翔太と向き合ったときに、いなくなるということがどんなことなのかわかったのですね。

いかに病気になる前の日常がかけがえのないものだったのかもよくわかったのだと思います。

また、もともとの目的だった陽翔の受験も無事終わり、スッキリした気持ちになったというのもあったのだと思いました。

家族にとって、離れて過ごした時間というのがこれからの生活に必要だったのです。

 

陽翔と翔太の関係性

陽翔と翔太の関係が、穏やかで良いものに変わりました。

受験の前、翔太がいることでなかなか勉強に集中できずにいた陽翔。

どこかで翔太を疎ましく思っているようなそぶりも見せていました。

当然、心から嫌だと思っていたわけではなかったようなのですが、受験もありいっぱいいっぱいだったのだと思います。

ですが受験も終わり、また一緒に住み始めると、陽翔は翔太にコーヒーの淹れ方を習っていました。

また、翔太が何かを忘れても、会話をして思い出させてあげるのです。

きっと、陽翔にとって翔太が、かけがえのない父親だからなのだと思います。

 

綾の思い

綾は翔太が、家族のこと、自分のことを忘れてしまう日が来るのを恐れつつも、今を大事に生きていこうという思いに至りました。

そう思えるまでには、たくさんの苦悩がありました。

翔太の病気が進行していく中で、介護をすることも限界なのではというときもありましたね。

ですが、一度離れて暮らしたり、翔太がいなくなってしまったことがあったりした中で、いかに自分にとって翔太が大事な人かということがわかったのです。

綾は翔太のために頑張ることに、意味を見出せたのです。

結果的に、綾は翔太のために、かけがえのない時間を過ごしていこうと決意したのでした。

 

『夫が私を忘れる日まで』読んだ感想

「夫が私を忘れる日まで」を読んで、いかに今の日常が大事なものなのかがわかりました。

大切な人が自分のことを忘れてしまう。

そんなことが未来に待っていると思うと、それだけで毎日が辛くなってしまいますね。

ですがその事実は避けられないし、病気になってしまったのも翔太本人のせいではなくてある意味仕方のないことだとしたら、受け入れるしかないです。

そしてその事実と向き合い、少しでも前向きに捉えて生きていくようにしていく強さが必要なのだと思いました。

当然いつも前向き、楽しく生きるというのは難しいでしょう。

でも普通の生活もそうですよね。

自分自身の人生を、何があっても少しでも前向きに捉えて生き抜くということが大切なのだと、この作品を読んで感じました。

 

まとめ

これまで”『夫が私を忘れる日まで』最終回までネタバレ！結末がどうなるのかご紹介！”のテーマでお伝えしてきました。

読み進めていくと、感情移入してしまって本当に辛くなってしまう瞬間がありました。

ですが、この作品を最後まで読むと、自分の日常がいかに大切かを噛み締めることができます。

また、どんな困難にぶつかっても、向き合って前向きに生きることが大事なのだと思えますよ。

佐藤家がどのように病気に向き合ったのか、詳しくはぜひ「夫が私を忘れる日まで」を読んでみてくださいね。

それでは今回は、”『夫が私を忘れる日まで』最終回までネタバレ！結末がどうなるのかご紹介！”と題してお届けしました。