『精神科病棟の青春』ネタバレ！最終回・結末までご紹介！

本記事では、こんな方におすすめの内容となっています。

「精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について」は、学校での人間関係トラブルをきっかけに摂食障害になった主人公が、精神科病棟で過ごすことになったお話です！

今回はそんな「精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について」のネタバレや最終回・結末について紹介していきます♪

 

『精神科病棟の青春』作品情報

作品名	精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について
作者	もつお
ジャンル	女性マンガ
雑誌・レーベル	コミックエッセイ

『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について 』は、作者のもつお先生によるセミフィクション作品（フィクションとノンフィクションが混ざったもの）です！

レタスクラブの作者ページでは無料で試し読みが出来ますので、気になる方はぜひチェックして見てください！

 

精神科病棟の青春のあらすじ

主人公のミモリは高校の人間関係のストレスで食事が摂れなくなりました。

その結果、精神科病棟に入院することになり、辛い毎日を過ごすことになったミモリ。

精神科病棟には様々な患者も住んでおり、ミモリにとっては新しい出会いもありました。

ミモリはこの病棟でどんな日々を歩んでいくことになるのか…？

 

『精神科病棟の青春』ネタバレ！

 

精神科病棟の青春ネタバレ1話

ミモリは今日から精神科病棟での入院が決まりました。

病棟では廊下の手すりにもたれかかって動かない人がいたり、洗面所を徹底的に掃除する人がいたり、廊下をつま先で歩く人がいたりと様々です。

現在体重が33キロのミモリは、最低限の移動以外は病室で過ごすことが決まっていました。

スマホも管理されているために暇な時間が多く、高校の友人たちのことを考えながら虚しく過ごしているのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ2話

ミモリはその日、友人たちから痩せた体を馬鹿にされる嫌な夢を見ました。

不安なまま朝を迎えて食事に向かうミモリ。

30分以内に食事を食べるという規則がありますが、ミモリは口を付けることができません。

周囲の患者たちのように気軽に会話が出来る相手もいないまま、不安でいっぱいになって夜に見回りにやってきた看護師にミモリは本音を打ち明けることにしました。

すると看護師はミモリの話をゆっくりと聞いてくれ、ミモリはここでの生活が今までの学校や家よりも少し息がしやすいと感じるようになったのです。

 

精神科病棟の青春ネタバレ3話

半年前、ミモリは学校の友人たちに言われた足が太いなんて言葉が忘れられずに、ダイエットを続けていました。

しかし、段々と細くなっていく体に母親は心配します。

それでも母親のいうことを無視して食事を抜き、夜遅くに外を走りにいくミモリ。

ミモリにとって友人たちはみんな可愛くて、自分と仲良くしてくれているのも不思議なほどの人たちでした。

だからこそ、何か言われるといつも彼女たちのいうとおりにミモリは行動してたのです。

けれどある時、ミモリは友人たちがミモリは痩せすぎで気持ち悪いと話しているのを聞いてしまいます。

なんのために痩せようとしているのか分からなくなったミモリはその日から学校に行けなくなるものの、体重を減らすことは辞められなくなっていたのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ4話

ミモリはある日の食事中、モモタから話しかけられました。

他の患者の名前なども明るく紹介してくれるモモタ。

更に、隣に座っていたトガワという同じ摂食障害だという女性からも話しかけられます。

明るくしてくれる人たちに、自分は今まで態度が悪かったかもしれないと謝るミモリ。

しかし、モモタもトガワも誰でも最初は仕方がないと、ミモリに優しくしてくれるのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ5話

ミモリは精神科病棟で過ごす中で、主治医と過ごす時間が嫌いでした。

なにより主治医はどんなにミモリが退院したいと話しても、一向に体重が増えないとできないと告げてばかりなのです。

その結果、気持ちが爆発したミモリは主治医に強く退院したいと告げることにしましたが、いい加減にしなさいとはっきり言われてしまいました。

たまたま面談終わりだったトガワと出会い、（＊摂食障害同士はお互いの体形を比べてしまうために話をするのが禁止）トイレでこっそりと慰められるミモリ。

16歳のミモリにとって制限の多い今の生活は、凄く苦しいものなのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ6話

ミモリの体重が増え、行動制限が一つ解除されて面会が出来るようになりました。

しかし、楽しみにしていたはずの母親との面会では、母親にもっと頑張るように言われてしまいます。

ミモリなりに努力をしているはずなのに、分かってくれない母親に苦しくなって気分が落ち込んで、部屋でずっとふさぎ込んでいたミモリ。

そんなとき、突然同室のタカダに声を掛けられました。

タカダに話しかけられるのは初めてで驚いたミモリですが、タカダは看護師の会話の中でミモリが母親とトラブルになったことを知っていたようでした。

同じ年の娘がいると話したタカダは、ミモリの母親の気持ちもわかると話し…？

 

精神科病棟の青春ネタバレ7話

2週間ほどの入院生活が過ぎた頃、ミモリは新しく入院していたジヨンという人物に話しかけられました。

以前一度だけ、入院しに来ていたジヨンを元気づけるようにして声をかけたことがあったミモリ。

しかし、そんなジヨンからはここに居て辛くないのか？と質問されてしまうのです。

ミモリの中でそんな疑問はずっともやもやと残っていました。

ここでの生活はもちろんミモリにとっても辛いものです。

そんな気持ちはどんどんとミモリを不安にさせて行ってしまうのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ8話

ミモリは少しずつ体重が戻ってきていることから、主治医に外出を許可されました。

久々に学校にいくことになり、不安がありながらも少しだけ外出できることが嬉しかったミモリ。

実際に向かった学校では、気遣ってくれる友人たちに囲まれてほっとできたものの…腕に付けられている病院のタグに触れられた時だけ過剰に反応してしまいました。

空気を壊したと感じたミモリ。

その後からは少し気分が落ち込みがちなのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ9話

それから、ミモリは定期的に学校に通っていたものの…クラスではやっぱり少し浮いてしまいます。

段々と自分の居場所がないように感じた時、昔仲良くしていた友人たちの台詞でミモリは更に傷ついてしまいました。

忙しくしている職員の目を盗んで食事を捨て、空いていたドアから外に逃げようとしたミモリ。

しかし、そんなミモリにジヨンが声をかけてくれ、ミモリのおかげで自分は今頑張れていると声をかけてくれます。

その他にも、ミモリには優しく声をかけてくれる人たちがいるのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ10話

ミモリの行動制限はまた緩和されて、病院の売店まで自由に出入りできるようになっていました。

しかし、そこで同じ制服の女子高生を見つけて動きを止めてしまうミモリ。

そのほかにも、病棟にやってきた看護学生を見て、恐怖を感じてしまいました。

外の世界の人たちが怖いと感じ始めたミモリでしたが、色々と悩んでいく中で自分には怖いものだらけだということに気付きます。

そんな中でもミモリはふと、病棟を見て安心することができました。

今までずっと安心できる場所がなかったミモリですが、病棟だけは自分が安心できる場所だと気づいたのです。

 

精神科病棟の青春ネタバレ11話

ミモリはまだ行動制限があるために参加できなかったものの、遠足などの行事もあり和やかに過ごしていたある日、事件が起こりました。

というのも、ヤスダという少し目つきの怖い患者がやってきたことで、多くの患者が不安な気持ちを爆発させたのです。

ミモリの同室だったタカダはヤスダから急に話しかけられたことにパニックを起こし、他の患者も今までは落ち着いていたパニック行動を再発させました。

そんな中、ミモリはたまたま通ったヤスダの部屋の前で、ヤスダ自身も色々苦しんで看護師に慰められている様子を見ました。

ミモリはそんなことから、この病院に入院している患者は皆色々な事情を抱えているんだと理解できたのです。

 

精神科病棟の青春ネタバレ12話

病院にまた新たな患者がやってきました。

ミモリと同じ摂食障害のホシノでしたが、ミモリには舌打ちするなど冷たく接してきます。

同じ摂食障害で入院しているトガワには良く話しかけており、少しもやもやするミモリ。

しかし、ミモリはトガワから、ホシノは何度も入退院を繰り返している人物で、同じ摂食障害でも治るかもしれない人のことは嫌っているのだと教えてくれました。

一方で、自分は同じように入退院しているからホシノに気に入られているのだろうと悔しそうに話すトガワ。

この病棟に、摂食障害の患者は3人になったのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ13話

ミモリのもとに両親が面会に来ました。

しかし、面会にやってきた父親は酷く不機嫌な様子でした。

以前からミモリの病気に理解する気持ちはなく、ミモリが摂食障害になったのもミモリの心が弱いからだと思っている父親。

実際に今日の面会でも、父親のミモリに対する態度は散々でした。

ミモリは両親が帰った後、他の患者たちが面会で喜ぶ様子や、ミモリと同じように傷つく様子を見ながら…色々と考えてしまうのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ14話

ミモリが入院して9カ月が経った頃、無事外泊許可が出ました。

家族に出迎えられ、一度自宅に帰ることになったミモリ。

しかし、父親の不機嫌さは変わらずで、時々ミモリの言葉を冷たく遮ってくることもありました。

そうして自宅では、ミモリに病棟の話をするのを辞めるように告げ、あんな連中とは関わるなとまで冷たく告げてきます。

ミモリはそんなことから父親の言葉にショックをうけ、今まで病棟では平気だったはずなのに夜眠れなくなって眠剤を頼ったり、食事がまた摂れなくなってしまいます。

そんな状況に顔を青くする両親たち。

一方で、ミモリは外泊が終わって病棟に戻ってくると、少しホッとできるきがしたのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ15話

ミモリが入院して1年が経つ頃、ミモリの体重は目標体重となり、退院する日が決まりました。

ですが、なかなかそのことを周囲の人には言えないミモリ。

結局ミモリが言えずにいるまま当日を迎えてしまいますが、看護師が朝に他の患者に伝えたようで、ミモリはどうして言わなかったのかと少し責められてしまうのでした。

ミモリはそこでつい泣いてしまいます。

一緒に過ごした他の患者との別れが辛くなりながらも、暖かく送り出してもらって無事退院を迎えたミモリ。

父親はまた不機嫌そうにして病棟でのことを忘れるように言いましたが、ミモリはその日初めて、父親に対してそんなこと言わないでと自分の気持ちを打ち明けられたのでした。

 

精神科病棟の青春ネタバレ16話

ミモリが精神科病棟を退院して、3か月が経っていました。

色々と休みがちになったり、気持ちが揺れたりしながらも徐々に学校にも通えるようになっていたミモリ。

そんな中でミモリの病気を発症するきっかけとなった友人たちに出会います。

友人たちはミモリに何か言いたげで…？

 

『精神科病棟の青春』最終話・結末は？

『精神科病棟の青春』の最終回の結末は、ミモリは退院し、病気と向き合うこともできたとなります！

ここからは最終回を予想するにあたって、

1. 父親とのやりとり
2. ミモリの病気のきっかけとなった友人たち
3. ミモリが病院で出会った人

気になった3つのポイントについて順番に紹介していきます。

 

父親とのやりとり

ミモリの父親は病気に理解がなく、摂食障害になったのもミモリの心が弱いからだと思っています。

頭の固い父親として描かれていますが、でも実際に精神障害に関してこう考えている人って多いですよね。

そんな中、ミモリが父親にはっきりと自分の気持ちを打ち明けることが出来た第15話は、見ていて本当に良かったなぁと思えました。

父親なりにミモリのことは心配でもあるみたいなので、この親子は今後ぎくしゃくしながらも少しずつお互いのことを理解していくんじゃないのかなぁと感じました。

 

ミモリの病気のきっかけとなった友人たち

ミモリの病気のきっかけとなった友人たちが、最終話でミモリの傍にやってきました。

そこで告げた台詞は、足が細すぎて変だから太った方が良いといったものでした。

結局、彼女たちってどんな状態のミモリでも気に食わないみたいですね。

ここはもう見ていて凄く胸がいたいシーンでもありましたし、ミモリがまた精神的に不安定になって摂食障害を再発させてしまうんじゃないかと不安になるシーンでした。

ですが、ミモリはここで友人たちにまっすぐに立ち向かいます！

このシーン、ミモリの返答も見ていてスカッとするものだったので、ぜひ本編で読んでほしいです！

少し強くなったミモリが見えるカッコいいシーンでした！

 

ミモリが病院で出会った人

ミモリは最終話に、病院でとある人物に出会います。

ここで出会った相手に関してはぜひ本編で読んでもらいたいと思うのですが…もう衝撃的なシーンでもありました。

綺麗にハッピーエンドと思えたこのお話ですが、最後のこのシーンで少しひっかかりが残ります。

もつおは退院後辛いことがありながらも頑張っていますが…またなにかのきっかけで元に戻ってしまう可能性もあると考えると、凄く怖い病気ですよね。

 

まとめ

ここまで、『精神科病棟の青春』ネタバレ！最終回・結末までご紹介！について記事にしてきました。

『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について』はSNSなどでも話題になった作品であり、見たことがある方もいるかもしれません。

作者の持つお先生のセミフィクション作品と言うことで、お話の内容も凄くリアルなものになっていました。

もつお先生の他作品も衝撃的な内容のものが多く、読んでいて色々勉強にもなるので、気になる方はぜひ手に取ってみてくださいね！

それでは今回は、『精神科病棟の青春』ネタバレ！最終回・結末までご紹介！と題してお届けしました。