『adabana 徒花』のネタバレを知りたい!
『adabana 徒花』の最終回の結末が気になる!
本記事では、こんな方におすすめの内容となっています。
雪の積もる小さな町で、ある1人の女子高生が身体を切断されて殺害された事件が起こったことから始まる、サスペンスストーリーです。
今回はそんな「adabana 徒花」のネタバレや最終回・結末について紹介していきます♪
Contents
『adabana 徒花』作品情報

作品名 | adabana 徒花 |
作家 | NON |
出版社 | 集英社 |
雑誌 | グランドジャンプ/ヤングジャンプコミックスDIGITAL |
グランドジャンプで連載されており、広告にも掲載されている話題の作品です。
あらすじ
雪の積もる、小さな町。
その町には、朝から女性の切断された手首が見つかったというニュースが流れていました。
それと同時に、18歳高校生の五十嵐 真子という女の子が行方不明になっているというのです。
そのニュースを横目に家を出る、真子と同じ学校に通う美月。
母親の小言に何も返事をしません。
学校に行くと思いきや、美月が向かったのは警察署でした。
女性の警察官に話しかけられ、真子のことは自分がやった、証拠の包丁もあると自首したのです。
美月にとって真子は、唯一の友達だったはずなのですが…。
『adabana 徒花』ネタバレ!
【登場人物】
藍川 美月(あいかわ みづき)
17歳の高校生。
同じ学校に通う真子を殺害したと自首をした。
五十嵐 真子(いがらし まこ)
18歳の高校生、美月の同級生。
身体が切断され、殺されてしまった。
美月本当に真子を殺してしまったのでしょうか。
ここからは、「adabana 徒花」のネタバレを含みますので、ご注意ください。
adabana 徒花ネタバレ上巻

雪の積もる、とある小さな町で、女子高生の手首が見つかったというニュースが流れました。
その手首は18歳の真子のもので、行方不明になっているのです。
朝からそのニュースを横目に、美月は家を出る準備をしていました。
母親は美月に小言を言い続けます。
ですがそれには何も返答せず、美月は家を出ていくのでした。
美月が向かったのは学校ではなく、警察署。
そこで真子を殺したのは自分で、証拠もあると自首したのです。
証拠である包丁を押収され、事情聴取を受ける美月。
口論になったから殺したと話します。
さらに美月は真子のことを、たった1人の友達だと言いました。
真子は母親を早くに亡くしており、真子の叔父が経営するラーメン屋で働いていました。
美月はよく遊びに行っていたのです。
真子に一緒にマジカルランドに行こうと誘われた美月。
母親に頼みますが拒否されてしまい、勝手に行こうと考えますがお金の問題が浮上してしまいます。
それを真子に話すと、お金は稼げると呟き、少し沈黙してしまったのです。
ですがすぐに明るく、たくさんバイトしてるから自分が出す、と美月は明るく言うのでした。
その沈黙の理由は美月が真子がいないときに叔父さんのラーメン屋に行ったとき、わかりました。
水着でポーズをとって欲しいというのです。
美月が断ると、叔父さんは襲ってきました。
レイプされる寸前、美月は床に落ちていた包丁で叔父さんの首を切ってしまったのです。
そこへ真子が戻ってきました。
真子は叔父さんが何をしていたのか知っていたのです。
2人は、何もなかったことにしようと叔父さんを古井戸に捨て、血をすべて拭き取ったのでした。
2人は学校に通い、いつも通りにしようとしていましたが、その頃の真子はストーカーをされていたのです。
そのストーカーは元彼である暁 裕樹。
真子はしつこくストーカーされていることと、叔父さんの遺体を隠したことのストレスでどんどん憔悴していってしまったのです。
そして暁と美月の関係を誤解したことで、美月と揉み合いになったということだったのでした。
これはすべて美月の口から語られたこと。
担当弁護士である辻にそう話したのです。
その話を聞いた辻は、供述に違和感を感じます。
何か隠していると感じたため、今度は同僚の女性弁護士、早見にも接見を頼みました。
美月に接見した早見は、殺人鬼はあなたではない、と詰め寄ります。
美月は動揺してしまいました。
早見は暁を調べることにしたのです。
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adabana 徒花ネタバレ中巻

真子が母親を亡くしたのは、父親が起こした事故のせいでした。
父親もその事故で足に怪我をしたため、親戚に支援してもらっていたのです。
そのため、真子は貧しい生活を送っていたのでした。
もともと真子と美月は幼馴染。
高校生まで疎遠になっていたのですが、2人はひょんなことからまた仲良くなったのです。
ですが真子には、美月に言えない秘密がありました。
真子はその頃、お金を稼げるならと叔父に過激な写真を撮らせていたのです。
それを叔父が売り、お小遣いをもらっていたのでした。
どんどん過激になる要求に、悩み始めていた真子。
真子と暁が出会ったのもその頃でした。
雨の日に、傘を貸してくれたことがきっかけで、インスタで繋がり、真子はすぐに好きになってしまったのです。
そこからデートをするのですが、真子は自分が汚いバイトをしていることを負い目に感じ始めます。
暁は真子の様子がおかしいことに気がつき、バイト先まで会いにきてくれたのです。
真子は嫌われてもいいからと、暁に叔父のバイトのことを打ち明けました。
暁はそれを聞き、任せて欲しいと言ったのです。
その後、解決したと真子に連絡をくれました。
真子がバイト先に行くと、叔父は謝り、バイト代も弾んでくれたのです。
暁のことをさらに好きになってしまった真子。
2人は付き合うことになったのです。
真子は人生で一番と言っていいほど、幸せな時間を過ごします。
ですがそれも長くは続きませんでした。
暁は、かなり亭主関白なところがあり、真子は嫌われないようにと要求をすべて受け入れていました。
そんなある日、2人の行為を盗撮していることが明らかになります。
暁はそれを真子に指摘されても、悪びれる様子もありません。
お金が必要ならAVにでも出ればと言われ、真子はさすがに冷めたため部屋を出ようとします。
そんな真子を、盗撮動画で脅す暁。
そこからストーカーのようになり、ついには手切れ金として300万を要求してきたのです。
殺すとも脅してきたため、警察にも相談してみますが介入してくれません。
そんな不安な日々の中、唯一の支えは美月でした。
しばらく暁は現れていなかったので、美月と一緒にいることで心を保っていたのです。
ですがまた真子の前に、暁が現れ、愛の証明として手首を切るように言われてしまいました。
そのとき、叔父の事件が起こったのです。
その事実は、美月の供述とは違っていました。
美月が叔父にレイプされそうになり、そこへ真子が現れます。
そして叔父の首を包丁で切ってしまったのです。
それはカメラに収まっていました。
美月は真子を守るため、すべてを消すと言ったのです。
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adabana 徒花ネタバレ下巻

真子と美月は、すべてをなかったことにすることにします。
真子を守るために叔父のPCを探る美月。
そこには撮り溜められている真子の写真や動画がありました。
美月はすべてを闇に葬るためにもと、真子に内緒で調べ始めます。
そこから、
その中から、トイレにもカメラが仕掛けられていることを知り、証拠がここにも残っているのではと思った美月は店に行ってみることにしました。
すると、店の前で暁に会ってしまいます。
暁にも探りを入れるため、美月は何も知らないふりをして話しかけました。
2人が一緒にいるところを、真子は目撃してしまっていたのです。
美月は暁に部屋に誘われたため、ついていくことに。
暁は美月が今自分の部屋にいると、真子に写真付きで報告していました。
その後真子は美月と会います。
そしてなぜ暁といたのか問い詰めました。
美月はPCにあった真子の動画を見たことを伝え、自分がすべて消し去る、真子の味方だと主張します。
ですが真子は自分は汚いと言い、そのまま池へ走っていってしまいました、
その頃GPSで真子の居場所を特定していた暁は、真子の元へと行っていました。
暁は真子に、動画を売買していたのは真子の父親だと暴露してしまいます。
暁、叔父、そして真子の父親がグルだったのです。
ナイフを真子に渡す暁。
その後メッセージで、自殺をするように促したのです。
耐えられなくなった真子は美月に連絡し、ごめんなさいと言い残して自ら命を絶ってしまったのでした。
その後美月が亡くなってしまった真子を発見。
美月は暁への復讐を誓い、真子自身を守るためにも自首をしたのでした。
罪を自分で認めていても弁護士である辻と早見が違和感を感じていたため、調べていたのです。
そして第一公判を迎えました。
そこで美月は真子を殺したのは自分ではないと言い出したのです。
実は事前に真子と弁護士2人で真実を話していたのです。
そこで暁の話が出てきたのでした。
弁護士たちは、暁を追い詰める証拠を提示したのです。
それはこの事件に暁が絡んでいることを示すのに十分なものでした。
結果、美月は殺人罪で懲役9年となったのです。
真子のことを守った、という結果です。
暁はマスコミに取り上げられ、今後まともに外を歩けるような状態ではなくなっていました。
それから何年も経ち出所した美月は、最初にマジカルランドに向かいました。
そこは真子が好きだった場所。
真子が生きていたら、と考えながらその場所を巡る美月。
真子に別れを告げ、美月の復讐は終わりを遂げたのです。
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『adabana 徒花』最終回・結末は?
「adabana 徒花」の結末は、美月が真子を守るために罪を被り、真子を追い詰めた暁に復讐をしたというものでした。
結末のポイントはこちらの3つです。
- 叔父の殺害の真実
- 真子を追い詰めたのは暁
- 美月が本当にやりたかったこと
考察も踏まえながら、解説していきます。
叔父の殺害の真実
叔父を殺害したのは、本当は真子でした。
物語冒頭で語られていたシーンでは、美月が叔父にレイプされそうになったためそれに抵抗する形で殺害していました。
それは美月が警察に自首した際にした供述だったのです。
真実は、真子が美月を守るために殺してしまった、というものでした。
それを美月が自分がやったと最後まで言い切ったのは、真子を守るためです。
自首したときにはすでに真子は亡くなっていたのですが、美月は最後まで真子の味方でありたかったのでしょう。
叔父を殺した罪を被り、9年の懲役となったのです。
これは美月の思い通りだったのだと思います。
叔父を殺したのは真子でしたが、美月が真子を守るために、罪を被った、というのが真実でした。
真子を追い詰めたのは暁
真子は自ら命を絶ってしまいましたが、追い詰めていたのは元カレだった暁でした。
暁は真子に真実を告げていたのです。
その真実とは、真子が叔父に撮られていた動画を売買していたのが、叔父だけではなく、実の父親だったということでした。
真子は自分が汚れているという事実だけでなく、実の父親にまで裏切られてしまっていたのです。
それを伝えられ、さらに暁と美月が2人で会っていたのを目撃してしまった真子。
さらに暁からはナイフを渡され、死にたくなるだろうと自殺を促されていたのです。
真子は耐えられなくなり、自ら命を絶ってしまったのでしょう…。
美月が本当にやりたかったこと
美月がやりたかったのは、暁への復讐と真子を守ることでした。
まず暁への復讐。
真子を追い詰め自殺させた暁を、美月は許さないと強く思っていました。
マスコミにも注目されていた事件だったため、事実を明るみにし、罪を認めさせつつ外を歩けないようにしたことで、美月の復讐は果たされたのでしょう。
2つ目が真子を守ること。
もうすでに亡くなっている真子の罪を体を張って被った美月は、相当覚悟を決めていたのだと思います。
すべては真子のためだったのですね。
そんな美月が本当に心からやりたかったことは、真子とマジカルランドに行くことだったのでしょう。
懲役を終えた美月がすぐにマジカルランドに行ったことから、その様子が伺えます。
そこで美月は想像上の真子を思い描くことで、やりたかったことを果たしたと思ったのでしょうね。
まとめ
これまで”『adabana 徒花』ネタバレ!最終回・結末もご紹介!”のテーマでお伝えしてきました。
衝撃的な始まりから、とても切ない終わり方でした。
どうしても真子と美月の2人が、純粋に楽しんでいるような未来があって欲しかったと思ってしまいますね…。
深い友情で結ばれていた2人。
汚い大人たちに巻き込まれなければ2人とも幸せになれたかもしれません。
この展開はぜひ「adabana 徒花」を読んでみてくださいね。
それでは今回は、”『adabana 徒花』ネタバレ!最終回・結末もご紹介!”と題してお届けしました。